概要

マンション賃料インデックスは、アットホーム株式会社および三井住友トラスト基礎研究所が共同で開発した賃貸マンションの成約事例に基づく賃料インデックスです。ヘドニックアプローチと言われる統計的手法を用いて個別の成約事例について賃料の品質調整を行い、四半期ごとの賃料変化を指数化したものです。主要都市 (東京23区、東京都下、大阪市、大阪広域、札幌市、仙台市、埼玉東南部、千葉西部、横浜・川崎市 、名古屋市、京都市、福岡市)について、アットホーム株式会社および三井住友トラスト基礎研究所のホームページを通じて年に4回公表します。

マンション賃料インデックス公表資料 [2020年3月23日公表] (PDF:1750KB)
-インデックス対象期間:2009年第1四半期〜2019年第4四半期

※PDFデータはアットホーム株式会社のホームページにリンクしています。

マンション賃料インデックスから見る住宅市況-2019年第4四半期

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全国:

2019年第4四半期(以下「今期」)までの賃料(連鎖型・総合)の推移をみると、大都市圏では総じて堅調な人口流入を背景に需給バランスが引き締まっており、東京23区を始め上昇トレンドが継続している。多くの都市では賃貸マンション需要のメイン層とみられる25-44歳の人口流入が堅調で、職住近接を志向する単身者や共働き世帯からの需要が高まってきている。一方、名古屋市では人口流入は東京23区や大阪市ほどの強さではないものの継続しているが、市内の一部エリアで新規供給が集中し、需給バランスが緩む中で2018年以降は賃料の上昇トレンドは窺えない。仙台市では復興需要が解消していることから需要は減少しており、賃料は2016年頃から伸び悩んでいる。

東京23区:

東京23区の今期の賃料(連鎖型・総合)は、10四半期連続で前期比プラスとなった。需要面では、良好な雇用環境を背景に人口の流入は継続しており、中央区、千代田区、品川区などをはじめとする都心部では、職住近接を求める層の需要が厚く、賃料相場を押し上げる要因となっている。また、近年は台東区周辺においても、都心部へのアクセスが良好であることに加えて賃料に割安感があることから人口吸引力は高まっており、23区での需要増に寄与している。供給については、地価や建設業の人件費が高水準である中、開発コストを補って利益を確保できる賃料の設定が可能でなければ、デベロッパーは収益性の観点から新規供給を進めづらいことには変わりない状況である。この傾向は東京駅から5km圏内の地価が上昇しているエリアで顕著である。堅調な需要と抑制的な供給を背景にJ-REIT保有物件の稼働率も高水準で、需給バランスを崩す要素は足元でみられない。

大阪市:

大阪市の賃料(連鎖型・総合)の水準は2019年から大幅に上昇しているが、これは高級分譲物件が賃貸に出され、高額で成約されていることが寄与しているとみられる。また、一般需要層に目を向けると、大阪市では賃貸需要のメイン層である25-44歳の人口の転入超過が勢いづいており、北区、中央区、福島区などの中心部で職住近接を志向する賃貸需要は高まっている。堅調な賃貸需要が根底にあることも、大阪市の賃料を押し上げる要因となっている。一方で、大阪市外のエリアも含まれる大阪広域は、需要面では人口吸引力が大阪市ほど強くなく、賃料は大阪市に差をつけられている。

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  • ※ マンション賃料インデックスは2009年第1四半期以降のデータを公表しています。
    マンション賃料インデックスデータ(東京23区、東京都下、大阪市、大阪広域 、札幌市、仙台市、埼玉東南部、千葉西部、横浜・川崎市、名古屋市、京都市、福岡市)[Excel形式]の提供(無償)をご希望される方は、アットホームカスタマーセンターまでお問い合わせください。

    アットホームカスタマーセンター
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     ※webでお問い合わせの場合、フォーム内の『ご質問』欄に「マンション賃料インデックス」と明記してください。

※ 「東京都下」は、武蔵野市・府中市・調布市・立川市・三鷹市・国分寺市・国立市・小金井市・八王子市・町田市・日野市・多摩市・稲城市・西東京市・小平市・狛江市を対象にインデックスを算出しています。
※ 「大阪広域」は、大阪市西区、浪速区、中央区、福島区、北区、都島区、天王寺区、阿倍野区、東淀川区、吹田市、豊中市、高槻市、茨木市、尼崎市、西宮市、芦屋市を対象にインデックスを算出しています。
※ 「埼玉東南部」は、浦和区、大宮区、中央区、南区、戸田市、川口市、蕨市、草加市、越谷市、和光市、朝霞市を対象にインデックスを算出しています。
※ 「千葉西部」は、柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市を対象にインデックスを算出しています。

賃貸マンション市場レポート
(賃貸マンション市場を取り巻く需給環境について解説)

※PDFデータはアットホーム株式会社のホームページにリンクしています。

インデックスの特徴

成約事例に基づく賃料インデックス

アットホーム株式会社が蓄積しているマンション成約事例に基づいて作成しており、成約ベースの賃料や成約時期等、賃貸マンション市場動向を反映したインデックスとなっています。

ヘドニックアプローチにより品質調整された賃料インデックス

駅距離等の主要な賃料形成要因について、ヘドニックアプローチという統計的手法を用いて品質調整を行っており、不動産の個別性による影響を軽減した賃料動向を表すインデックスとなっています。

エリア別、タイプ別の賃料推計モデルにより算出された賃料インデックス

エリア別、タイプ別に賃料推計モデル式を構築しております。この賃料推計モデル式により、エリア別、タイプ別の推計を表すインデックスを算出しています。

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