物流不動産市場への投資資金流入が高水準となった理由

研究統括部 兼 投資調査第1部 主任研究員   菊地 暁

<要約・概要>
 2012年以降、物流不動産市場への不動産投資資金の流入が高水準となっている。これは、荷主企業の施設ニーズを背景に高機能な大型物流施設需要が拡大していることに加え、物流不動産市場を取り巻く不動産投資環境の変化に多くの不動産プレーヤーが注目したことが理由として挙げられる。
 一方、東京圏で見込まれる2013年の大量供給により、新規賃料の引き下げ競争が発生し、既存施設からのテナント移転を喚起するのではないか、との懸念がある。本稿では、物流テナントの事業特性から、新規供給が既存施設の賃貸収益に与える影響についてまとめる。

図表1 不動産プレーヤーの主な動向(2012年9月以降)

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