経済が成熟している我が国において、良質な投資資金の流入を促すためには、長期的なサステナビリティの視点に立った環境不動産市場の形成が重要です。既に関係各省、各業界のトップランナー等による主体的な取組によって我が国の環境不動産市場は徐々に広がりつつありますが、まだ環境先進国と比較して十分な水準とは言えません。今後、環境不動産への投資効果や環境負荷低減効果などの調査研究、情報発信等を通じて、更なる環境不動産市場形成に貢献することが、当社の使命のひとつであると考えています。
私募投資顧問部 主任研究員
菊地 暁(AKIRA KIKUCHI)
私募投資顧問部 主任研究員 
専門分野
ESG、TCFD、環境不動産等
プロフィール
経歴
(一財)日本不動産研究所を経て、2008年3月に(株)住信基礎研究所(現:(株)三井住友トラスト基礎研究所)に入社。2013年7月より私募投資顧問部に配属、不動産私募ファンドのデューデリジェンス・モニタリング業務に従事。これに並行して、2013~2015年には環境不動産普及促進検討委員会の事務局にて環境不動産関連情報の収集・整理、グリーンリース・ガイド作成までの一連の業務サポートに携わった。研究・専門分野はESG、TCFD、環境不動産など。
2020年度 国土交通省 不動産分野におけるESG-TCFD実務者ワーキングメンバー。
2021-2022年度 国土交通省 不動産分野の社会的課題に対応するESG 投資促進検討会 委員。
2022年度 公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会 自然災害リスク等に関する鑑定評価検討に関するワーキングメンバー。不動産鑑定士。
活動実績
担当受託業務
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不動産私募ファンドのデューデリジェンス・モニタリング業務
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環境不動産の普及促進に向けた委員会等実施業務(2013~2015年度)
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スマートコミュニティに対する意識調査(2012年度)
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「環境格付融資」制度改訂に関する検討業務(2012年度)
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スマートシティに関する基礎調査(2011年度)
執筆レポート・コラム
当社ウェブサイト
寄稿・出版
- 寄稿・出版
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ARES不動産証券化ジャーナルVol.70 November-December 2022
(閲覧はARES会員限定) 投資家のESG志向が高まり、不動産私募ファンドのESG取組率も過去最高に
~「不動産私募ファンドに関する実態調査」(2022年7月調査)の結果から~
- 寄稿・出版
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東京証券取引所WEBサイト Jリートview ESG特集 第9回
J-REITはESGトップランナーとして躍進、公表内容はさらに充実
~「GRESBリアルエステイト評価2022」参加実態の考察~
- 寄稿・出版
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東京証券取引所WEBサイト Jリートview ESG特集 第8回
不動産ESG:不動産運用実務における社会(S)対応のあり方
- 寄稿・出版
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不動産経済ファンドレビュー 2022年6月5日
評価手法の提示で市場拡大が見える― S(社会)の取組みに長期資金流入の可能性
- 寄稿・出版
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月刊プロパティマネジメント 2022年2月号
VIEWPOINT 不動産の社会貢献価値
社会(S)対応の不動産実務 課題、目標設定、評価の仕組み
メディア掲載・講演等
- 講演
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一般社団法人 環境不動産普及促進機構 環境不動産セミナー
ESG/TCFDに関する最新の議論
- 講演
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日本計画研究所 2022年7月12日
J-REITにおけるESGの取組状況および気候変動対応について ~気候変動問題とTCFD ESGファクターの整理~
- 講演
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一般社団法人不動産証券化協会 不動産ESGセミナー 2022年7月1日
TCFDと社会(S)に関する最新の議論
- 記事掲載
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不動産運用実務における社会(S)対応~評価項目等の整理が社会的課題解決に資する不動産普及の決め手に~
- 講演
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金融ファクシミリ新聞セミナー 2022年2月2日
「不動産分野TCFD 対応ガイダンス」を活用したリスクと機会の捉え方
その他の活動
国土交通省 不動産分野におけるESG-TCFD実務者WG 委員(2020年)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000215.html
国土交通省 不動産分野の社会的課題に対応するESG投資促進検討会 委員(2021年)
https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/tochi_fudousan_kensetsugyo_tk5_000001_00005.html