交通利便性を追求する分譲マンション取得層
 ~共働き子育て世帯の動向が分譲マンション市場に与える影響

投資調査第1部 副主任研究員   吉田 資

<要約・概要>

  • 分譲マンション購入判断において、交通利便性のプライオリティが高まっている。分譲マンション価格への交通利便性の影響度は過去15年で約2倍になっている。
  • 交通利便性のプライオリティが高まっている要因の一つとして、共働き子育て世帯とDINKS世帯の増加が挙げられる。共働き子育て世帯とDINKS世帯の割合が大きい東京都区部東部において、分譲マンション価格に対する交通利便性の影響度は特に大きい。
  • 2015年4月より「子ども・子育て新支援制度」が導入され、さらに保育サービスの拡充が行われる予定である。共働き子育て世帯が増加する公算は大きく、分譲マンションの購入判断において交通利便性を追求する傾向は今後も継続する可能性が高い。

交通利便性の影響度の分布

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