インフラ投資のリスク・リターン特性

投資調査第1部 上席主任研究員    福島 隆則

<要約・概要>
 新しい分野への投資を検討する上で、その対象資産のリスク・リターン特性を知ることは非常に重要である。インフラ投資は一般的にミドルリスク・ミドルリターンと言われ、また株式や債券など伝統的資産との相関が低く、分散効果が得られやすいとも言われているが、本当にそうなのか。今回のレポートでは、こうしたインフラ投資のリスク・リターン特性に関する"定説"を、オーストラリアのデータを使った分析結果を参照することで検証していきたいと思う。

(本レポートは、一般社団法人不動産証券化協会「ARES不動産証券化ジャーナルVol.24」掲載論文を基に、加筆・修正したものである)

インフラ投資の基本的な2つの形態

関連書籍

よくわかる インフラ投資ビジネス

書 名: よくわかる インフラ投資ビジネス
      需要を読む、リスクを知る、戦略を練る

著 者: 福島 隆則(投資調査第1部 上席主任研究員)、菅 健彦
発 行: 日経BP社
発行日: 2014年12月1日
定 価: 本体2,500円+税
お求め方法: 一般書店、インターネット書店にて販売
         日経BP書店  Amazon

市場の成長が予想される「インフラ投資ビジネス」の入門書。
どんな仕事が増えるのか、良いインフラ投資と悪いインフラ投資、市場規模の見通し、リスクとリターン―などについて、多数の事例やプロジェクトを参照しながら解説しています。

関連レポート・コラム

日本のインフラ投資市場規模の推計 (2015年2月19日)

投資の最新トレンド「リアル化」とは? ~インフラ投資市場誕生の背景~ (2014年12月11日)

インフラ投資再入門 ~四つのキーワードで理解する日本のインフラ投資の現状とこれから~ (2014年10月16日)

公的不動産(PRE)における官民連携(PPP)と証券化 (2014年8月18日)

関連する分野・テーマをもっと読む