東京23区のブランド力が持ち家志向に与える影響

神戸大学経営学部 桑原リサ
三井住友トラスト基礎研究所 新規事業開発室長 上席主任研究員   菅田 修

要約・概要

※本レポートは当社が神戸大学に開設している寄付講義の演習成果を用いて、神戸大学の本田特命准教授監修の元、学生の視点から東京23区の住宅市場を分析したものである。

  • 東京23区に住んでいる人を対象に住宅に関するアンケート調査を実施した。
  • その結果、「東京23区に住んでいる理由」として、回答者の約6%が「友人や親族に自慢できるようなブランド力が東京23区にはあると思うから」と回答しており、また、このブランド力は持ち家志向を高める要因になっていることが明らかとなった。
  • 一方で、都心3区(千代田区・中央区・港区)や副都心(新宿区、渋谷区、豊島区)では、他のエリアと異なりブランド力があると回答した人ほど賃貸志向であることが示唆された。地価が高いエリアでは、持ち家を購入するハードルが高いため、ブランド力の高い地域に住みたいという志向が賃貸住宅の選択に繋がっている可能性がある。

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